LPガスは、Liquefied petroleum gasの略で液化石油ガスという意味です。気体の石油ガスを圧縮させて液化させたもので、家庭用のLPガスはプロパン成分をたくさん含んでいるので、プロパンガスとも呼ばれます。

LPガスは無色・無臭の気体ですが、万一のガス漏れを知らせるために人工的に付臭剤を添加し、臭いをつけています。また、この付臭剤はLPガスとともに気化して燃焼しますが、容器内のLPガス残量が少なくなると付臭剤の濃度が高くなり、燃焼時に臭いを感じることがあります。

LPガスは石油製品の一つで、その生産方法は、1.国内の製油所でガソリンや灯油等の製品を作る過程での生産、2.海外で原油を採掘するときに生産、3.海外で天然ガスを採掘するときに生産、の3つの生産方法で、海外からの輸入が約8割になっています。

LPガスは、酸性雨の原因とされるSOX（硫黄酸化物）や地球温暖化の原因とされるCO2（二酸化炭素）の排出がほとんど無く、クリーンなエネルギーとして期待されています。